2005年03月25日
T.E.N.第16回 【特別講義】特攻隊生き残りの田形竹尾氏が語る
特別ゲストに田形竹尾氏をお招きしました。
氏は第二次世界大戦で長く特攻隊員を戦地へ送り出す教官を勤め、
ご自身も終戦日の一日前に特攻命令を受け、出撃せずに生き残った方です。
氏は戦闘機乗りとして10年に渡りシナ事変、大東亜戦争を戦い、
特攻隊員の指導教官として、40名以上の教え子を特攻隊として送り出しました。
その若き特攻隊員は一人残らず壮烈な最期を遂げたわけです。
戦後、経営者としても活躍され、88歳の今は、後進に貴重な体験と「志」の大事さを
説きながら全国を行脚されています。
田形氏が我々の前で、話してくれたことを箇条書きでご紹介します。
●決死隊と必死隊では、死生観は全く違う
決死隊:自分で死ぬかどうかはマッタクわからない⇒恐怖がある
必死隊:すなわち特攻隊のこと。彼らは戦死することが確実に決まっている。
清らかで、冒しがたい、目が澄んでいる、頬がピンク
生死の恐怖がない、涙がない…そんな精神状態で。
余人は近づくことすらできない。
●戦後は、女が増えて、母が減った
母は「お国のために頑張りなさい」と言うのみ。個人的なワタクシ心は
微塵もなし。「生きて帰ってきなさい」とも言わない。
特攻隊を育てたのは、「母」であった。昨今の女性はどうなのか?
●こんな時代になるのなら、特攻隊まで出すべきではなかった。
特攻隊は「後を頼みます」と田形さんに言って、出撃していった。
誰一人、「家族を頼みます」と私事は言わなかった。
それくらいの決意だったのに、昨今の社会の混乱振ぶりは恥ずかしい。
死んだ英霊に報告できない。
●志を持てば、銀行もお金をかしますよ。
会社は、社員に喜びを与え、国家に貢献しなければ。
今の、田形氏の活動に協力してくれるのは女性「母」が多い。
●与えられるモノで、十分と思え
●神仏、英霊にそむかない
●天佑を待つ
●会社にも人にも、「徳」「因縁」がある
●一流の人は歴史と伝統を大事にする
●先祖からもらった、「徳」を積まないといけない
●自分よりも清らかなものと一体になって頑張ってみる。
●服装は大事。同じ人でも軍服を着たときと、消防団の服を着たときとでは
行動が全然違う⇒役職、職業で同じ人間がマッタク変わるのと同じ
●700万の軍隊組織が一番、統制がとれていた。経営者は学んでみて欲しい。
●勇将のもと弱卒なし
●中小企業こそ、2代目は息子につがしてはいけない。息子は相談役。
立派な経営者をつけてあげること。
松下幸之助さんとの会談で、このことで意気投合した。
などなど、箇条書きですが、まとめてみました。
わたしが一番印象に残ったのは、氏の「笑顔」です。
言葉では語れない辛苦を経験し、しかも自分は生き残って恥ずかしい、
とさえ戦後思い続けてきた氏ですが、その笑顔は極めて明るく快活だったのです。

